校正と校閲の違い
「校正」と「校閲」、似た単語のため同じような意味に感じますが、どのように違うのでしょうか?
簡単に言うと、
「校正」は制作段階で出た間違いを探す
「校閲」は原稿にある文字や情報を調べる
という違いがあります。
「校正」は主に、原稿と印刷所で制作した校正刷りとを見比べて、原稿との間違いを探し正していくのに対し、「校閲」は、原稿に書かれた文章そのものの意味や内容が正しいかを確認し、その誤りを正します。
ちなみに言葉の意味は違えど、作業的にはどちらもやっている、ということはままあります。例えば、原稿に対し、まずは「素読み」という校閲作業を行い、原稿を整え、その後原稿に対し正しく文字が入っているかなどの校正作業を行うということがあります。
「校正」と「校閲」、なんとなくの違いは分かりましたでしょうか?
校正者になったら、「校閲」はできないのかと言われれば、そんなことはありません。これについてはまた記事にしますね。